Intoroduction 3

 そんな毎日を10年間、その後教室の体制変化(講座教授の退任)を機に病理学教室を辞することになったのですが、その際、自分が携わった剖検数を改めて数えてみました。...

Introduction 2

 前記のような時代背景ということもあり、そのため当然のように剖検数は多く、私が在籍していた病理学教室でも年間350例~400例以上の剖検があり、教室員は正に剖検漬けといった言葉がピッタリくるような毎日(剖検対応は365日)だったように思います。  まだ駆け出しの一年目の頃、毎日出会う患者様が当たり前ですが既に亡くなられた方ばかりで、普通に生きて居られる方を見ると何かとても幸運な方のように見えるような心理状態に陥ったことを思い出します。(苦笑!)     ...

Introduction 1 鍼灸師もどきの鍼灸師の独り言

大    痛みサポート鍼灸室 小川東洋鍼灸院 院長の齊藤です。  新たに開くホームページですので、開設者の出自を知って頂く意味からも、私が今まで歩んできた履歴などから書いて行こうと思います。お付き合い頂ければ幸いです。  私が医療(医学)人として歩を進め始めたのは、今から四十年ほど前に遡ります。  病理学という基礎医学の世界に身を置くことから始まり、都心にある某医科大学病理学教室の末席に存在しておりました。病理学という分野は医療の中では一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、とても重要な仕事をしています。...